2013年6月発行
「会員の皆さまのご相談やご心配事をきちんとお伺いし、丁寧にお応えすること」・・・みずぐちのご提案する良いお葬式は全てここから始まります。
私たちが皆さまのお手伝いをさせて頂きます。
事前にご相談いただくことにより、お客様の個別のご相談やご質問に納得のいくまできめ細かくお答えし、実際のお葬儀の際により丁寧に、そして何よりもお客様にご満足のいただける葬儀を執り行うことができます。
事前相談とは「どなたの」がハッキリしている場合です。たとえすぐではなくても「誰の」という目的がある場合は「事前相談」と捉えて下さい。
けれども「誰の」という明確なものはなく、「そろそろ身の回りの事を整理し、すっきりさせたいな」 とか 「お墓やお仏壇・位牌など、自分達の後はだれに託そうか」 とか 「この間参列したお葬式は家族葬だったけれど、中々良かった。私も家族葬が良いな」など、ご自分の終い支度についてそろそろ考えておこう、というお気持ちになった時になさるのが「終活」とお考えになるのが良いと思います。
事前相談にいらっしゃる方は、皆さん「色々心配なのだけれど、何から聞いたら良いか判らないんです・・・」と仰る方が殆どです。
そんな時には、こちらからおひとつずつ具体的にお話を伺いながら進めてまいります。
など、時間の流れに沿ってお話をします。 そうする事でお客様もご心配だった事柄がはっきりとしてきます。その後、具体的なご提案・お見積りへと進みます。
けれども、「終活」ではここまで具体的なお話はしません。逆に「どうしてお葬式をするの?」とか「そもそも葬儀の意味合いって何?」という所から入り、「人生の終い支度をお元気な内にご自分でプロデュースするように、少しずつ決めて行きましょう」というお話をします。ですから、時系列に沿ってお話する事は却って稀です。
など、様々な例をお話ししながら大事なワンポイントをお伝えします。
「終活」のセミナーやフェアで「エンディングノート」を活用する事が多いのはその為です。ご自分の来し方を振り返り、そこからこれからの人生を考える。「終活」はまさに、これからの人生をより良いものにする為、ご自分の為のご準備なのです。
お亡くなりになってから葬儀の手配をしたのでは、お葬式のホールと火葬の手続きを急いで手配して、限られた選択肢の中からお料理や生花を間に合うように手配するのが精一杯です。どんなお葬儀を執り行って、どのように故人を送るのか、丁寧に考えて大切なご家族を送る準備をするためには、「もしもの時」が来る前にあらかじめ相談していただく事がとても大切です。
みずぐちの事前相談は「金額提示」や「葬儀依頼のお申込み受付」ではありません。お客様の葬儀に対するご心配やご質問にひとつひとつお答えし、より良い葬儀をお客様ご自身に準備していただくためのご相談の場です。直接葬儀に関わる事でなくても、ひとつひとつ丁寧にお答えしています。
お客様から承ったご相談やご質問と私どもからの回答やご提案は、「事前相談ファイル」として記録してお客様へお渡しいたします。
どんなことをご相談されて、どんなお話になったのかを、あとでゆっくりご確認いただき、ご不明な点は改めてご相談・ご質問いただけるようにしています。
「時間が経って事情が変わった」「相談したらまた新たに分からないことや心配なことが出てきた」
「もしものため」の事前相談は一度相談すればそれでおしまい、ということにはなりません。
お客様のご心配やご不安が解消されるまで、何度でもご納得いくまでご相談を承ります。もちろん、何度ご相談いただいても事前相談は無料です。
お葬儀やそれを取り巻く様々なことについて、専門家の立場から分かりやす解説させていただきます。今回のテーマは「お盆」についてです。
お盆は正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。これはインドの言葉の一つ、サンスクリット語のウラバンナ(逆さ吊り)を漢字で音写したものです。お盆の始まりについては「盂蘭盆経」の中の親孝行の大切さを説いた教えが昔から知られています。
お釈迦様の弟子の中で、神通力一番ととされている目連尊者がある時、神通力によって亡き母が餓鬼道に落ち逆さ吊りにされて苦しんでいると知りました。彼はどうしたら母親を救えるかお釈迦様に相談に行きました。するとお釈迦様は「お前が多くの人に施しをすれば母親は救われる」と言われました。そこで彼は夏の修業期間のあける七月十五日に多くの僧たちに飲食物を捧げて供養をしました。
するとその功徳によって母親は極楽往生を遂げた、というお話です。
故人の四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆を「新盆(にいぼん)」と言います。伊豆地区では、新盆のお宅では「白地の新盆提灯」を飾ります。これは新盆の年のみで終わった後、昔は川へ流したようですが、現在では環境保持の面からも川へは流さず、送り火と一緒に焚いたり、お墓へ持って行って焚いたりするようです。
新盆の時は、新盆提灯だけでなく、子供や孫、兄弟などが「盆提灯」を贈ります。
これらの盆提灯は一年きりでなく、毎年 お盆の時期には飾って下さい
お盆の時期は地域ごとに大きく違います。伊豆地区では 七月三十一日~八月二日までです。迎え火は七月三十一日の夕方、玄関先などで焚きます。たいまつは伊豆地区では 赤松を使用する事が多いようです。送り火は、八月二日の夕刻、又は八月三日の朝、やはり同じように焚いて下さい。
有名な京都の「大文字焼き」も送り火の一つです。