2013年9月発行
終活とは「葬儀の事前相談」や「見積り」だけではありません。例えば
そんな毎日の暮らしの中の1シーン、それらを少し見直すところからはじまります。
「葬儀」の際、式場に入られたら、どなたもまず初めに式壇中央の遺影写真をご覧になります。沢山のお生花よりも式壇よりも
お写真
ところが、このお写真、皆さんとても苦労されます。
「お写真が見付からない」
「あったけれど、随分昔の物でおかしい」
「大勢で写っていて顔の部分が小さい」
「作業着や普段着なのでお洒落じゃない」等々
そしてたとえお写真が沢山あったとしても、お亡くなりになった後の深い悲しみの中で
「どれにしようか・・・」とお写真を
探す作業はとても辛いものです。
また、お写真はご葬儀が終わった後ご自宅に飾ります。これからはお写真の中からご家族の皆さんを優しく見守っていて下さいます。
その時のお写真がその方の「お元気だった頃のまま」の「その人らしいお写真」だったなら、残されたご家族の悲しみも、ほんの少し慰められるのではないでしょうか。
遺影写真は葬儀の式壇を飾る為だけではありません。葬儀の後、ご家族がその方を偲ぶ縁としての大切な役割を持っています。
その大切な「お写真」、お元気な内に前もって撮っておいてはいかがでしょうか。
お好きな洋服を選び、髪もちょっと整えて、ご夫婦で、親子で、お友達とご一緒に撮られるのも良いですね。表情が柔らかく豊かになります。
写真館で撮影するのも、特別な事ではなく、日々の、ほんの一瞬を切り取るように、気軽に、写真館に足を運んでみてはいかがですか。ミックホールでは会員の皆様に特別価格でご提供させて頂きます。
自分らしい生き方のひとつとして、自分らしい遺影を残しておきたいと考えるひとが増えています。
今のあなたを代表するような写真を撮っておくことは、人生に対してとても前向きで、長生きにも繋がるのではと考えられます。
写真館であなたらしい一枚を撮影してみてはいかがでしょうか。日々の撮影で培った技術と経験で素敵な写真をご提供します。
特別な時でなく、思い立った時にお気に入りの服装で、お気軽にお出かけください。
葬列はまだ火葬が一般的でなく、お亡くなりになった方を「土葬」で葬っていた頃の名残りでした。
ご自宅で葬儀を終えた後、葬列を組んで墓地まで行きそこで埋葬をしていました。
葬列道具の多くは、亡くなった方の冥福を祈り、迷わず成仏出来る事を願った物が多くあります。例えば
お釈迦様が入滅された時に満開となった沙羅双樹の花を模したという「四化花」
仮門(カリカド)は自宅を出る時にくぐり後に撤去。迷わず成仏して欲しいと言う願いが込められています。
こちらの写真は、実際に葬列を行った時のものです。葬列を行うにはご町内の協力が欠かせませんでした。
薄れゆく葬送文化や口伝としてしか伝わっていない葬儀にまつわる様々な言い伝えにもスポットを当て、遺していく事が私達葬儀の専門店の使命だと考えています。
最近は「葬祭ホール」でのご葬儀が主流となり、菩提寺でのご葬儀は随分少なくなりました。けれど、菩提寺はその地域にあり、古くからのお付き合いがずっと続いています。以前は事あるごとにお寺様に伺い、ご住職のお話を聴いたり、お墓のお掃除をしたり、お寺様が日常の中に溶け込んでいました。当社では、そんな地域とお寺様のお付き合いを大切にした「寺院葬」も手掛けています。寺院葬では、離れた葬祭ホールへ出向く事も無く、亡き方が長年住まわれ親しんだ場所でのご葬儀を執り行う事が出来ます。 寺院でのご葬儀をお考えの方は是非、ミックホールにご相談下さい。
最近は永代供養をお考えになる方も増えています。散骨や樹木葬など、葬送のカタチも大きく変わろうとしています。
ご自身の事や、その後々の事なども、前もって色々お考えになり、それをどなたかに託す事が大切です。そんな時に役に立つのが「エンディングノート」なのです。
【エンディングノート】
皆さんも、一度は耳にされた事がおありかと思います
お手元にあり、もう書かれた方もいらっしゃるかも知れません
エンディングノートをご覧になるとまず、ご自身の事を書き込む欄があります。生まれた場所・通った学校・ご両親や祖父母の事・結婚・出産・子供たちの事・そして 今は・・・
エンディングノートはご自身の今までを振り返り、整理をし そして未来の姿を思い描くところからスタートするのです。
漠然と「葬儀は簡単で良い」とか「散骨して欲しい」と、もしお考えになっていたら、まずご自身の家のお寺様との関係を知るところから始まります。菩提寺があり、檀家としてのお付き合いがあれば、簡単に散骨をという訳には参りませんし、お葬儀を簡単に、とお考えでもお呼びになりたい方はきっといらっしゃると思います。
今のご自身の置かれた状況をノートに書き記す事で把握をしていきましょう。
ミックホールでは、そんなアドバイスもさせて頂きながら、皆さんとご一緒にエンディングノートを完成させていきます。
新しい年を迎えるに当たり、気持ちも新たにエンディングノートを書いてみませんか?